コロナ予防の重要性と7つのできること!用途に合わせた対策グッズを紹介

新型コロナウイルスが流行してから1年以上が過ぎましたが、コロナがいつ終息するのか誰もが不安に感じています。

電車を利用する際や外食する際など、常に感染に気をつけながら行動することに、慣れてきた方も多いのではないでしょうか?

コロナ前のような生活を取り戻すためにも、一人ひとりが新型コロナウイルスに感染しない、他人に感染させないことを改めて意識して予防することが大切です。

現在わかっている新型コロナウイルスの情報を再度確認したのち、自宅・外出先・職場別の新型コロナウイルスの予防策と、用途や場面に合わせた対策グッズをご紹介します。

再度確認!新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルスの予防と対策グッズをご紹介する前に、世界で起きている新型コロナウイルスの現状や特徴、重要性についてご説明します。

新型コロナウイルスの現状

新型コロナウイルスは、2019年12月に中国で報告されてから世界で急速に感染が広がり、緊急事態を引き起こしたウイルス感染症です。

呼吸疾患や発熱などの症状を引き起こし、体の免疫機能が低下している方は、死に至る場合もあり、これまでに多くの感染者と死者を出しています。

打開策としてワクチン接種に期待が高まっていますが、今後どのように感染が収まるのか未だ明確にならず、世界中の人が恐怖と不安を抱えている状況です。

新型コロナウイルスの特徴を理解する

新型コロナウイルスの感染経路は、主に「飛沫感染」か「接触感染」の2種類に分類されます。

  1. 飛沫感染…ウイルスが含まれた唾が、くしゃみや咳などで飛沫し、目や口、鼻の粘膜に触れることで感染するケース
  2. 接触感染…ウイルス保有者が触れたものにウイルスが付着し、そのものに触れた手で自分の口や鼻などの粘膜に触れることで感染するケース

感染してから症状が出るまでの潜伏期間は1〜14日と長く、感染している人の中には無症状の方が多いことも特徴です。そのため、感染していることに気がつかないまま、周囲に感染を拡げている可能性が大いに考えれます。

重症度や症状の出かたには個人差がありますが、最も多い症状は発熱・空咳・倦怠感などで、多くの感染者が軽度から中等度のため入院せずに、経過観察を行いながら自然治癒するケースがほとんどです。

コロナ予防の重要性

新型コロナウイルスの苦境を切り開くためのワクチン接種が海外で開始されましたが、コロナ予防を引き続き行うことが非常に大切です。

海外で開発された新しい技法を用いたワクチンは、臨床研究では90%以上の高い効果を示していますが、これは「90%の人は有効で、10%の人には効果がない」ではなく、「発症リスクは10分の1ある」ということを指しています。

さらに、日本国内でワクチンを優先的に接種できるのは、医療関係者・高齢者・基礎疾患のある人が対象です。加えて、ワクチンの臨床研究は16~18歳以上の患者が対象で、国内での認証も規定の年齢層が対象になるため、子どもに対するワクチン接種は推奨されていません。

このように、すべての人がワクチンを接種できるわけではなく、100%感染を予防できるわけではありません。そのため新型コロナウイルスに感染しないように、コロナ予防を続けていくことが重要です。

自宅でできるコロナ予防

自宅でできるコロナ予防

ここからは、自宅でできるコロナ予防と対策グッズをご紹介します。

手洗いやうがいなど、基本的な予防は誰もが行っていると思いますが、あまり聞き慣れない、「鼻うがい」や「家のグリーンゾーンを保つ」こともコロナ予防として一人ひとりができることです。

鼻うがいでコロナウイルスを取り除く

鼻うがいは、鼻の粘膜に付着したウイルスを洗い流すことができるため、新型コロナウイルスの感染予防に効果があると言われています。

ウイルスや細菌の多くは鼻の奥にある上咽頭に付着します。普通のうがいでは上咽頭を洗浄することはできませんが、鼻うがいは上咽頭まで洗浄することができるため、細菌やウイルスを取り除くことができます。
鼻うがいを行う際に使用する鼻洗浄器と洗浄液のもとは、市販されているので気軽に購入することができ、コロナ予防のために持っておきたい対策グッズのひとつです。

市販の鼻洗浄キットを検討されている方は、下記を参考にし、トライしてみてください。

  • 洗浄液の容量が多く、リーズナブルな価格のもの
  • メントールなどが入っておらず低刺激なもの
  • お手入れしやすい

鼻うがいは毎日の習慣にすることでより効果を発揮します。毎日の習慣と継続していくために、容量が多くリーズナブルな価格のものを選ぶようにしましょう。

家のグリーンゾーンを保つ

グリーンゾーンとは、ウイルスで汚染されていないエリアのことをいいます。

新型コロナウイルスが流行している今、体だけではなく所持品にも新型コロナウイルスが付着している可能性があります。

  • 帰宅後は、直ちにアウターや衣類を玄関で脱ぐ
  • 外出先の地面に置いたカバンは、家の床に直置きしない
  • マスクを除菌する・使い捨てマスクを廃棄する

家に入る前や玄関先で、コロナウイルスが付着している可能性が高い衣服やマスクは、リビングに持ちこまないことで家のグリーンゾーンを保つことが大切です。

免疫力を低下させないために充実した時間を増やす

免疫力とは、細菌やウイルスなどの病原体から体を守るための防御能力です。免疫力が低下すると、細菌やウイルスなどの病原体から体を守れず、感染リスクを高めてしまいます。

食事や睡眠などの生活習慣の乱れが、免疫力の低下に繋がると考えられる方が多いですが、精神や心の不安定さも免疫力の低下の原因になると知っておくことが大切です。

コロナ疲れが心配される今、不安な気持ちが多くなり、精神が安定せず、神経系に影響があることで、しっかりと免疫機能が働かず、ウイルスの感染を防げなくなることもあります。

好きなものを食べる、楽しいことをしてよく笑うなど、不安な気持ちにならないようにすることが非常に大切です。免疫力を高め、コロナに負けない心と体を養いましょう。

外出先でできるコロナ予防

外出先でできるコロナ予防

続いて、外出先でできるコロナ予防をご紹介します。

コロナ対策グッズを持ち歩く

いつでも細菌やウイルスを除菌できるように、携帯用アルコール薬を持ち歩いている方も多いと思いますが、持っておくと安心できる新型コロナウイルスの対策グッズは他にもあります。

  • 希釈した逆性石鹸
  • 携帯用アルコールジェル(アルコール濃度70~83%のものを推奨)
  • ポケットティッシュ
  • 手ぬぐいやハンカチ
  • ハンドクリーム
  • リップクリーム
  • ハッカ油スプレー
  • 予備のマスクとマスクケース

乾燥することで唇が切れてしまったり、手があかぎれやひび割れになると、新型コロナウイルスの感染経路になり感染リスクを高めてしまいます。消毒アイテムしか持ち歩いていなかった方も、唇や手を保湿できるアイテムを常備しておきましょう。

咳エチケットを徹底する

咳やくしゃみなどの飛沫感染を避けるために、咳エチケットを徹底しましょう。

  1. 常にマスクを着用する
  2. 咳やくしゃみをする際は、ティッシュやハンカチで口や鼻を押さえる

押さえずに咳やくしゃみをすると、しぶきは2m飛ぶと言われています。しぶきには病原体が含まれている可能性もあるため、ティッシュやハンカチで口や鼻を押さえることが大切です。

しかし、咳やくしゃみをする際に手でおさえると、手にウイルスがつき、その手で周囲のものに触れるとウイルスが移り、感染を拡げる恐れがありますので、押さえるときはティッシュやハンカチを使用するようにしましょう。

電車・職場・学校・飲食店などの人が多く集まる場所では、咳エチケットを徹底しましょう

職場でできるコロナ予防

職場でできるコロナ予防

最後に、職場でできるコロナ予防をご紹介します。既に、コロナ予防を徹底している企業も多いと思いますが、従業員一人ひとりの意識が感染拡大を阻止することに繋がります。

人がよく触れる箇所をエタノールで消毒する

新型コロナウイルスの特徴で紹介したように、新型コロナウイルスは無症状の感染者が多く、共同で使用している機器や器具を使いまわすことで、自然と感染拡大することも十分に考えられます。

  • ドアノブ・照明などのスイッチ
  • ホワイトボードのペン
  • テレビやエアコンのリモコン類
  • 給湯室の蛇口

複数の従業員が頻繁に触れる可能性があるものは、吹きかけて1〜3分ほど拭き取るだけで、消毒できる「エタノール」が便利です。

無水エタノールを希釈したものを小さい容器にいれることで、持ち歩くことができます。職場に行く際も持ち歩ける便利なコロナ予防に効果的な対策グッズです。

出勤前の体温測定・自己診断

職場に出勤する前は、体温測定と自己診断をすることが非常に大切です。

「従業員の毎日の体温測定を義務化する」、「ITを活用した健康管理システムを導入する」など、従業員の健康データを毎日把握し記録しておくと、感染者が出た際にすぐに対応できるため、他の従業員への感染を防ぎ、感染拡大するリスクを最低限に抑えることができます。

しかし、職場で推奨する健康データの入力だけでは、感染予防としては不十分です。

一人ひとりが日頃の身体的な状態を把握し、些細な体調の変化を見逃さない高い意識を持つことが求められています。発熱がないかだけではなく、風邪の症状があるかなど自己診断を行うことが大切です

自己判断が難しい場合は、医療機関で診断してもらうことも視野にいれましょう。

まとめ

新型コロナウイルスの特徴やコロナ予防の重要性について、自宅、外出先、職場でできる7つのコロナ予防策、対策グッズをご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?

海外で開始されているワクチン接種も、すべての人が接種できるわけではなく、100%感染を防げるわけでもありません。そのため、引き続きコロナ予防を継続することが大切です。
今回の記事でご紹介した携帯アルコールや対策グッズを持ち合わせていると、手洗い場がないときや突然の外食時にも安心できます。常日頃から携帯しておくようにしてみましょう。

中でも鼻うがいは、新型コロナウイルスが流行してからウイルス対策としての効果が高いと注目を集めている予防策です。毎日の習慣として行うことで、より効果を高めることができるため、市販されている鼻洗浄キットを活用して日常生活に取り入れてみてください。

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