インフルエンザ対策グッズと効果的な3つの予防法の紹介!

毎年秋から冬にかけての寒い時期に流行するインフルエンザ。

インフルエンザに感染しても軽症の人もいますが、多くの人が高熱や体のだるさなどのつらい症状に苦しまされます。

パンデミックの危険性もあり、流行しないように、ひとりひとりが感染しないように気をつけることが大切です。

この記事では、インフルエンザについて、インフルエンザに効果的な3つの予防法、インフルエンザの対策グッズをご紹介します。

インフルエンザの予防法やインフルエンザ対策に効果的なグッズを知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

インフルエンザについて

インフルエンザ

インフルエンザウイルスが体内に入り込み感染することで発症するインフルエンザは、日本では例年12月〜4月にかけて流行します。最も感染者が増えるのは1月〜3月です。

インフルエンザについておおまかに知っている方は多いと思いますが、流行してしまうと昨今世界でも大流行している新型コロナウイルスのようにパンデミックを引き起こす可能性がある感染病です。

はじめに、インフルエンザの種類や症状などの基本情報についてご紹介します。正しい予防を身につけるためにも、インフルエンザへの理解を深めましょう。

では、さっそくご紹介します。

インフルエンザウイルスの種類と感染力

インフルエンザウイルスは、4種類に分類されます。

  • A型…ヒト・哺乳類(ブタやウマ)・鳥類(カモやニワトリ)
  • B型…基本的にはヒトのみ
  • C型…基本的にはヒトのみ
  • D型…家畜のみ

A型・B型・C型のインフルエンザはヒトに感染しますが、C型は感染力があまり強くないので、インフルエンザが流行する原因になっているのは感染力が強いA型とB型です。

インフルエンザウイルスは、型が同じでもウイルスが変異します。

A型とB型はウイルスが変異しやすい特徴があるため、前回感染したインフルエンザウイルスと異なれば、1度感染しても免疫反応が起こりにくいため1シーズンでも同じ型のインフルエンザに感染することがあります。

インフルエンザの症状

インフルエンザは、喉の痛みや咳などの呼吸器に起こる症状の他にも、全身症状が現れます。

  • 高熱
  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 頭痛

持病持ちや高齢者などの免疫力の弱い方は、気管支炎・肺炎・中耳炎だけでなくひどい場合には、急性脳症や重症肺炎など重大な合併症を引き起こすことも少なくありません。

効果的な3つの予防法

インフルエンザ 予防

インフルエンザは、健康体の人でもつらい症状に苦しまれることが多い感染症であり、抵抗力の弱い子どもや高齢者に感染すると合併症などを引き起こし命の危険にさらされることも少なくありません。

流行やパンデミックを防ぐためには、正しい効果的な予防法をひとりひとりが意識して行う必要があります。

続いて、インフルエンザに効果的な予防をご紹介します。

流行前にワクチンを接種する

インフルエンザのワクチンは、感染力がないインフルエンザウイルスをワクチンで接種することで免疫を獲得することができます。体にインフルエンザウイルスの免疫をつけることで、感染を防ぐことができます。

通常の風邪は、原因になるウイルスが明確になっていないためワクチンを接種することができませんが、インフルエンザは原因になるインフルエンザウイルスが明確になっているため予防に効果があるワクチンを接種することができます。

また、インフルエンザワクチンを接種したことで獲得できる免疫の有効期間は約5ヶ月間です。流行シーズンに効果を発揮させるために10〜12月上旬にはインフルエンザワクチンを接種しておくことがおすすめです。

免疫力を高める

インフルエンザはきちんと予防をしていても、感染してしまう可能性はゼロではありません。もし、感染してしまったとしてもインフルエンザウイルスに負けないように、体に抵抗力をつけて免疫力を高めておくことが大切です。

  • バランスの良い食事を心がける
  • 適度な運動をする
  • 質の良い睡眠をとる

毎日忙しく過ごしていると運動の時間を作ることは難しいかもしれませんが、自宅の周辺をウォーキングしたり、自宅で行えるヨガやラジオ体操を行うなどの体を動かす習慣をつけましょう。

座っている時間を減らし体を動かすことでも、運動不足が解消されます。

咳エチケット

インフルエンザの感染経路は主に2パターンあります。

1つ目は、インフルエンザに感染しているヒトが咳やくしゃみをしたときに一緒にウイルスが放出され、口や鼻から吸い込んで感染する「飛沫感染」です。

2つ目は、感染したヒトが咳やくしゃみをするときに触れた手でどこかに触れウイルスが付着、他のヒトがそこに触れた手で鼻や口などに直接触れて感染する「接触感染」です。

特に脅威的に感染する恐れがある飛沫感染は、咳エチケットで予防することができます。

咳エチケットとは、咳やくしゃみをするときにマスク・ティッシュ・布・袖を使って口や鼻を覆うことです。何もせずに咳やくしゃみをしたり、手で覆うと感染リスクを高めてしまいます。

特に電車や職場など人混みが多いところでは、「ウイルスを飛ばさない」「ウイルスを吸い込まない」為に咳エチケットを実施しましょう。

インフルエンザ対策グッズ

インフルエンザ 対策グッズ

先ほどご紹介したインフルエンザの予防法だけでは不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか?

最後にインフルエンザの感染を防ぐための対策グッズをご紹介します。インフルエンザが流行しやすい寒い時期は、予防法に合わせて対策グッズを用いてインフルエンザから体を守りましょう。

特にインフルエンザ対策グッズは所持していると、インフルエンザ以外の風邪や他のウイルスによる病気の予防にも効果的です。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

不織布マスク

マスクには「自分が感染しない」と「相手にうつさない」の2つの目的があり、咳・くしゃみ・つばの飛沫飛散を防止、感染経路を遮断するができます。

インフルエンザウイルスの体内への侵入を防ぐマスクは、着用方法がキーポイントです。マスクと顔に隙間があるとウイルスが侵入する恐れがあるため、自分の顔や鼻の形にフィットしていることが大切です。不織布マスクは、針金を鼻の形に合わせて着用できるのでおすすめです。

不織布マスクの正しい着用の手順をご紹介します。

  1. マスクを触れる前に手洗いをする
  2. 針金がある方と下部を引っ張り、マスクを張り出す
  3. 針金を鼻の形にフィットさせ、鼻からあごまで包むようにして着用

マスクは息苦しい印象があるため鼻を出してしまう人いますが、鼻が出ていると効果が低減してしまいます。マスクを着用するときは、鼻・口・あごを含め全体を覆うように着用しましょう。

鼻洗浄用品

鼻洗浄用品とは、鼻うがいを行うときに使用する洗浄器や洗浄液のもとを指します。鼻うがいとは、鼻洗浄専用の洗浄器を使い洗浄液のもとを鼻に直接流し込み、鼻に付着するウイルスや細菌を綺麗に洗い流す方法です。

インフルエンザの感染パターンである飛沫感染と接触感染はどちらも、鼻や口などの粘膜にインフルエンザウイルスが付着し、体内に侵入することで感染します。

鼻洗浄用品を用いて、鼻うがいをすることで、鼻の粘膜や喉まで綺麗に洗い流し、インフルエンザウイルスを体内に侵入させる前にウイルスを取り除くことができます。

市販されている鼻洗浄用品は、メーカーによってリーズナブルな手動タイプやしっかり洗浄出来る電動タイプなどいくつか種類があります。

洗浄器と洗浄液セットで市販されているものや、鼻うがいがはじめての方でも安心して、鼻うがいに挑戦できるようなキットがあります。用途・目的・使い心地など、ご自分に合う洗浄用品を購入するようにしましょう。

アルコール消毒液

アルコール消毒は、石鹸よりもインフルエンザなどのウイルスを取り除く効果があると言われています。

ウイルスの感染予防に効果的な対策グッズですが、効果を高めるためには手洗いとセットで行うことが大切です。

アルコール消毒でも確かな効果は期待できますが、石鹸で手を洗った後にアルコール消毒を行うことで最大の効果を発揮します。できるだけ手洗いとセットで行うようにしましょう。

対策としての効果を高めるためには、アルコール消毒液を手のひらだけでなく細部まですり込ませることが大切です。手の甲・親指の間・指の間・手首にも乾燥するまですり込むようにしましょう。

出先や手を洗うことができない場所でも、持ち運びができるコンパクトサイズのアルコール消毒液を持っていると便利です。日頃から持ち歩くようにしましょう。

まとめ

インフルエンザの基本情報から効果的な3つの予防法、インフルエンザ対策グッズをご紹介しましたが、いかがでしたか?

インフルエンザは子どもや高齢者が感染してしまうと、合併症を引き起こし重症になると命にまで影響を及ぼす可能性があります。

流行を防ぐためにはひとりひとりが意識して予防することが重要であり、インフルエンザ対策グッズと合わせることでより感染のリスクを下げることができます。

ご紹介したインフルエンザ対策グッズを参考にして、今年のインフルエンザ流行シーズンを乗り越えていきましょう。

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